余生最大の激痛 〜尿管結石との邂逅〜
朝、背中に違和感。そして始まる地獄
去年の6月のこと。
朝起きた瞬間、左の背中の下あたりに「ん?なんだこれ?」という違和感がありました。
でも、ただの違和感じゃない。
表面じゃなくて、内側からズーンとくる鈍い痛み。経験したことのない種類の痛みです。
「まあそのうち治るだろ」と思って、いつも通り出勤したんですが、甘かった。
時間が経つごとにどんどん痛みが増してくる。
座っていられない → 立つ → ウロウロする → もう一度座る → また痛い……という地獄ループ。
この時点で「これ、マズいやつだな」と薄々感じていました。
痛みの正体をGoogleで調査 → まさかの結石疑惑
でもね、「背中が痛いくらいで早退って、なんかカッコ悪くない?」という謎のプライドが発動。
我慢しながらスマホで「背中 左下 痛い」と検索すると……
出るわ出るわ、「尿管結石」の文字。
思わず「え、あれか!?GTOの教頭先生がなってたやつ!?」と、ちょっとテンションが上がるも、
次の瞬間には痛みで我に返る。そんな余裕もないほどの激痛でした。
クエン酸と水で応戦!…のはずが
ネットには「クエン酸が効く」「とにかく水を飲め」と書いてあったので、
クエン酸入り飲料をゴクゴク、水も1リットル以上ガバガバ飲みました。
「これだけやれば大丈夫でしょ!」という希望的観測は、見事に打ち砕かれました。
痛みは全然引かない。むしろ悪化している気さえする。
ついに限界が来て、その夜、救急外来へ。
救急病院での診断、そして思わぬ再会
「背中が、めちゃくちゃ痛くて……」と訴えると、
医師からは「たぶん尿管結石ですね」と即答。
その後、MRI → CT → 造影CTと、検査フルコース。
診断はビンゴ。「間違いなく尿管結石です」
点滴を打ってもらって、ようやく少し落ち着いたその時、
ふと看護師さんの名前を見て「あれ?見覚えある……」と思ったら、
まさかの高校の同級生でした。
ただ、こっちは結石の痛みにうめいてる状態。
情けなくて声はかけられず、未だに少しだけ後悔しています。
結石の教訓:「水分、大事」
あのとき痛感しました。
痛みって、体の一部じゃなくて、「存在そのもの」が痛いって。
あの経験以来、水は意識してしっかり飲むようになりました。
とくに夏場は要注意ですね。脱水気味になりやすいので。
そして、いつかどこかで同級生の看護師さんと再会したら、
こう伝えたいなと思っています。
「点滴、ありがとうございました」
それだけ言って、何事もなかったようにその場を去る――
そんな余生の“ささやかな目標”がひとつできました。
あとがき
尿管結石、マジで痛いです。
もし似たような症状があったら、変なプライドは捨ててすぐ病院へ!
今このブログを読んでいるあなたが、結石とは無縁の人生を歩めますように。
そして、水、飲みましょう。本当に、こまめに。
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